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  • 裏側からの舌側矯正 Q and A

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よくあるご質問にお答えしています
裏側からの矯正治療(舌側矯正)の治療期間はどれくらいかかりますか?
一般的には1年半~2年かかります。(通院回数 20~30回)虫歯も歯周病もなく、非抜歯のケースですと1年くらいのケースもありますし、補助的な装置を使用する場合やリスクや難易度が高いものですと2年半~3年かかる場合もございます。
ほとんどの場合が表側の装置とほぼ同じ治療期間で行えます。
装置は違和感がありますか?
表側の装置は唇や頬の内側に違和感があるように、リンガルブラケット矯正装置(裏側の装置)は舌に違和感があります。
個人差はございますが、特に治療開始から間もない時期は、表側裏側を問わず違和感を伴うものです。
ただ、治療が進むにつれ、歯並びが良くなり装置にも慣れてくるので違和感は軽減します。その頃にはほとんど気にならなくなります。
裏側の装置は発音に影響はありますか?
裏側に装置をつけると、最初のうちはサ行・タ行・ラ行が特に発音しづらいと言われています。
個人差はありますが、舌癖がある方やデコボコがあるうちは慣れるまでに期間がかかります。いずれにしましてもお話していくうちに徐々に慣れてきますので発音への影響もほとんどなくなります。
矯正装置が外れたら何もしなくて大丈夫ですか?
治療が終了し、装置を外した日から保定期間に入ります。保定期間中はリテーナーという取り外し式の装置を使用し、矯正後の歯の後戻りを防ぎます。当院では、保定中も目立たない透明なリテーナーを使用します。
保定期間の初めの半年~1年くらいは特に後戻りしやすいので、食事や歯みがき以外の時間はリテーナーをご使用いただきます。
その後安定度によって使用時間は短くなってまいります。
また、保定期間に入って2~3年は4ヶ月~半年に1度のペースで通院していただきます。
保定期間の通院終了後は患者様の自己管理になりますが、しばらくの間は引き続きリテーナーの使用をお勧めしております。
歯を抜いた場所のスペースは目立ちますか?
デコボコのある方の5~6割の方は抜歯をして治療します。その場合、リンガルブラケット矯正装置(裏側の装置)自体は見えませんが、抜歯部のスペースがあることに抵抗を感じる方がいらっしゃいます。
必要であれば、当院では抜歯したスペースがなるべく目立たないように仮歯をお付けしております。
仮歯はつけ爪のような形のものを隣の歯に装着します。仮歯は歯が動いてスペースが閉じてきましたらその都度削り、スペースが閉じきる頃には撤去致します。
見えない部分が多いので、ブラッシングはどうしたらいいですか?
舌側矯正は歯の裏側に装置がついているので見えにくいため、治療スタート時にはブラッシングに関して戸惑う方もいらっしゃいます。当院でお渡しする専用の歯ブラシを使用して頂いたり、口腔内用のミラーで確認するなど、工夫することで除々に要領を得てきますのでブラッシングに関しても慣れてまいります。
裏側からの矯正治療(舌側矯正)ができないケースはありますか?
表側の装置で治療できるケースであればリンガルブラケット矯正装置(裏側の装置)での治療が可能です。(一部の準備矯正を除く)もちろん治療の期間も表側の装置とほとんど変わりませんし、前歯が出ているなど、ケースによってはリンガルブラケット矯正装置(裏側の装置)の方が有利に治療できる場合もございます。
裏側からの矯正装置にはどんな種類がありますか?
当院で使用しているリンガルブラケット矯正装置(裏側の装置)の種類には従来のKurzに加え、新しいリンガルブラケット矯正装置(STb)があります。Kurzは、かみ合わせが深い方、前歯を下げる量が多い上顎に関しては最適です。リンガルブラケット矯正装置(STb)はサイズが小さく違和感が少ないという特徴がある為、下顎によく使用しております。
(裏側からの舌側矯正の装置は国内、海外のメーカーから様々なものが発売されておりますが、当院では医学的にみて皆様の症状に最適なものを選択しております。)
表側の装置に比べて金額が高い理由はなんですか?
表側の装置は既製品を使用しますが、裏側からの矯正装置はオーダーメイドで装置を作ります。歯の裏面はとても複雑な形をしているため、既製の装置では適切な場所につけることができません。専用の歯型を採って1歯ずつ装置を作りますので装置自体も高額です。
また、治療には高い技術と知識、そして経験を要しますので表側の装置より高額となっております。
 
 
 
矯正歯科医会